あらすじ

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 学園祭の事件はあの大きな爆発だけだった。
 先生たちで周囲を探索したもの、それ以外に敵の動きはなし。
 ただ、祠の周辺に行方不明になっていた生徒の一部が気絶して倒れていた。
まるでこの祠になにかあることを知らしめるかのように。


 それ以外のことはなかったとはいえ、安全を優先して学園祭は中止になった。
 フィルの絶望度合いは、言い表せるものではない。
 あんなにうるさかった彼女が、あれからほとんど口を開かない。
 学校の雰囲気を明るくするために開催した学園祭が、逆に余計暗くしてしまうことになってしまった……。


 学園祭から数日後。私たちはなにもできないでいた。
 敵が近辺に潜んでいて、あんな大きなことを起こした以上、子供の出る幕はない。
祠への立ち入りは全生徒はもちろん、私たち精鋭クラスやリィーネたち後輩も禁止されている。今は学校の敷地内を警察のエリート部隊が毎日のように見回っている状態だ。
「あー、つまんない」
「なんだかここ数日モヤモヤする……」
「体育館じゃ大きな技は使えないし」
「外の授業はできないからしょうがないよ」
「でもなー」
 こんな会話をするくらいしかやることがない。
 ルーシーはもともと口数少ないし、シオンは相変わらず無言。
 フィルは……
「…………」
 相変わらず無言でどこかうわの空。一応授業は出ているが、休み時間や放課後は誘っても全く付き合おうとしてくれない。
 どうにかしなければとは思うが、どうにもできない。24時間見回りがいるから、たとえ学院長や先生の目を盗んでもその人たちに見つかって祠に侵入するのは無理だろう。
「どーしたもんかなー」
 コンコン
 誰かがドアをノックする音が聞こえた。
「ん? 誰だろう?」
「し、失礼します」
 やってきたのは1組のユビルスだ。
「あら、怪力少女じゃない」
「フィーネちゃん……」
「あはは……、まぁよく言われます」
「ほんと、その体でなんであんな大剣持てるのか調べてみたいくらだわ」
「そういう体質なんです。……っと、そんな話をしに来たんじゃなかった」
「そういえば、誰かに用なの?」
「誰か、と言えば精鋭クラスのみなさんに、ってことになるんですかね」
 そう言われてルーシーとシオンが反応する。フィルは反応なし。
「……どういうこと?」
「実は今日、私の机にこんな手紙が入ってたんです」
 そう言って一枚の紙と封筒を出した。


『この封筒を精鋭クラスに届けよ。ただし中身を見ず、届けることを他の者に伝えるな。精鋭クラスに渡したら即座にその場を離れよ』


「今の状況で生徒の机、しかもわざわざ直接渡してこないっていうのはどういうことかしらね」
「まさか生徒の中に敵の仲間が……?」
「そんなわけない、と言いたいところだけど、黒コートのやつが『チルドレン』って言ってたし、雰囲気私たちとそう変わらないからあり得るかもね。生徒失踪もカモフラージュかもしれない」
「じゃ、じゃあもしかしたらリリカリーが仲間の可能性も……」
「ゼロとは言えないわね。まぁ性格悪いとはいえこんなことするとは思えないけど」
「……そういえば」
「わっ、びっくりした」
 いきなりルーシーが話題に入ってきた。ぬっと出てきたので少しびっくり。
「ルーシーちゃん、どうしたの?」
「……学園祭の後、何人か失踪者が、見つかりましたが、逆に、いなくなった生徒が、2人います」
「え?」
 そんなの初耳だ。となると1年生じゃないし、これ以上混乱させないために生徒には黙っていたんだろうか。
「それで、誰なの?」
「……2年生のアリーナさんと、その双子の妹イルーニさんです」
「…………!」
 その名を聞いて、さっきからずっとうわの空だったフィルが反応した。
「確かアリーナって人、実行委員だったような……」
「このタイミングで逆に失踪、怪しいわね。これから動くために敵本隊と合流したんじゃないかしら」
「あわわ、なんか大変な話に……」
 あわあわするユビルス。そういえば居たの忘れてた。
「そうだ、封筒」
「あ、それじゃあ私は帰りますね。どうやら私は見ちゃいけないみたいなんで」
「みたいだね。ありがとう」
「いえいえ。それでは」
 ユビルスが教室から出るのを見送って、封筒を開ける。


『今夜二時、祠ニテ待ツ 精鋭クラスノ五人ダケデ来イ 教師ニハ伝エルナ』


「今時ベタベタな文言ね……」
「でも、これはやっぱり敵からの」
「……果たし状、ってところ、ですかね」
 流石に気になったのか、シオンもやってきた。
「ふーん……。まぁあいつらを直接ぶちのめせるならいい機会じゃないか。ただ5人ってのが気になるな」
 そう言ってフィルの方を向く。
「…………」
 精鋭クラスの5人ということはフィルも含むのだが、こんな状態のフィルを連れていくなんてできるのだろうか。
「とりあえず、戦いの準備はしておきましょう」


 同時刻、精鋭クラス教室の外。
「あわわ、やっぱりやばそうな話でした……。でも、これをクリーミネさんに伝えたら、私もお手伝いできるかも……?」






今日は小説更新でした 今後はこんな感じで更新していきます
クライマックスに向けてここからどんどん進めていきますので、お楽しみに!

……まぁ、若干記憶が飛んでたり当初の予定からだいぶ外れてしまったりで結末に納得してもらえるか少し心配ではありますがw


では、今日は以上!
明日はSB69 キャラに釣られて1週間頑張っちゃった結果やいかに!?

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